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雨庭(あめにわ)ってなに?

雨庭とは、屋根やアスファルトなどに降った雨水を、排水路や河川に直接放流させず、一時的に貯留したり、浸透させるための庭や空間のことを指します。


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ふつう、屋根やアスファルトなどに降った雨水は、雨樋や排水管を通って水路や河川にすみやかに排出されることになっています。そのため、大雨が降ると河川に多くの雨水が流れ込み、一気に水量が増加してしまいます。

そこで、雨庭のように、屋根やアスファルトなどに降った雨水を集めて、窪地などに一時的に溜めたり、土に浸透させることで、雨水が河川に流れ込む量を減らしたり、河川に流れ込む時間を遅らせることで洪水を軽減することができます。


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さらに、雨水を地下に浸透させるので、地下水かん養効果も期待されます。降った雨が地中にしみ込み湧水となる。健全な水循環の形成にも効果的です。


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ほかにも、生き物や在来植物の生息場所となり自然生態系の劣化を抑えて生物多様性を保全する、ヒートアイランド現象を緩和するなど多機能を発揮します。緑豊かな庭が増え、潤いのあるまちづくりにもつながります。様々な世代や人が関わる機会も生まれるかもしれません。

このような雨庭は、一つだけでは地域に対して大きな治水効果は発揮されません。流域のさまざまな場所につくられることで流域治水としての効果が期待されます。みんなで協力して取り組むことが大切だと考えています。




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