認定雨庭
0001
熊本県立大学の雨庭
住所
熊本県熊本市東区月出3丁目1-100 熊本県立大学
設置者
熊本県立大学 緑の流域治水研究室
完成時期
2021年12月
概要
熊本県立大学のグランドに設置した約35㎡(窪地部分は約30㎡)の窪地型の雨庭です。隣接する体育館の屋根に降る雨水を流し入れています。川の流れを模した形状で、川石や熊本の在来植生を用いています。豪雨時に流入量に対して半分程度の流出を抑制することを目標に計画しました。ここでは、流入出量の計測も行っています。
0002
熊本県球磨地域振興局の雨庭
住所
熊本県人吉市西間下町86-1
設置者
熊本県
完成時期
2023年3月
概要
隣接する建物の屋根に降った雨だけでなく、敷地内の道路に降った雨の一部も貯留・浸透させる県内初の構造。
0003
島谷邸の雨庭
住所
熊本県熊本市北区龍田5丁目7-11
設置者
熊本県立大学 島谷幸宏
完成時期
2022年6月
概要
屋根(17㎡)に降った雨を樋から水路に導き、広さ2㎡・深さ20cmの小さな雨庭に流し入れている。
0004
肥後銀行菊陽グラウンド雨庭
住所
熊本県菊池郡菊陽町津久礼3190
設置者
肥後銀行
完成時期
2023年6月
概要
駐車場に溜まる雨水をグラウンドとの間の植栽を活用し製作。70㎝掘り下げて透水シートで側面を覆い、リサイクルコンクリート片を敷き詰めました。
0005
百花園ゴルフ場1番ホール
住所
熊本県合志市合生4275番地
設置者
㈱百花園 代表取締役社長 荒川 浩二
完成時期
2022年4月
概要
バンカー型雨庭。通常ゴルフ場のバンカーは、パイプを埋設し側溝に流しているが、今回は100%地下浸透を目指し作成した。
0006
球磨モンのレインガーデン
住所
熊本県あさぎり町免田東1706−7
設置者
肥後銀行
完成時期
2023年4月
概要
店舗エントランスの屋根に降った雨水を、樋を切り回してプランターに入れ、プランター内に雨水を貯留させるとともに、プランター下部の小さな穴から少しずつ流出させることで、排水菅や河川への流出を遅らせる。
0007
熊本県立南稜高等学校の雨庭
住所
熊本県球磨郡あさぎり町上北
310 番地
設置者
熊本県立南稜高等学校
総合農業科 教諭 西村 武之
完成時期
2022年10月
概要
熊本県立南稜高等学校の生徒昇降口広場前に設置した22㎡の窪地型の雨庭です。隣接する校舎の屋根に降る雨を流し入れています。人吉・球磨地域を衛星写真で見た様子を再現しており、石を積んで市房山を再現した箇所から雨水が流れるように工夫し、白色の石で球磨川、川辺川、万江川を再現しています。また、人吉・球磨 10 市町村の箇所にそれぞれの地域から採取した石を並べています。植栽についてガーデナーの永村裕子氏からご助言を受け、熊本の在来植生等を用いています。豪雨時に約半分の流出を抑制することを目標に計画しました。流入量等の計測も行っています。
0008
熊本県道交差点部の雨庭
住所
熊本県人吉市上漆田町4170-5 番地先
設置者
熊本県
完成時期
2023年2月
概要
国道221 号と県道上漆田東間下線の交差点の隅切部(植樹帯)を活用。道路に降った雨の一部を集水し、貯留・浸透させる。道路区域内での設置は県内初。
0009
江津湖の前の
「雨庭 江津湖」
住所
熊本市東区広木町
設置者
江津湖の住人
完成時期
2024年8月25日
概要
目の前の江津湖をモチーフにした雨庭です。
球磨川流域の方々が、氾濫しても球磨川を慈しむように、私も江津湖の景色が大好きです。
雨庭を作ってからは、庭いじりが犬の散歩後の日課なりました。
0010
多良木町役場雨庭
住所
熊本県球磨郡多良木町大字多良木1648番地
設置者
多良木町役場
完成時期
2024年10月18日
概要
多良木町役場の正面玄関横に設置した約16㎡の雨庭です。
この雨庭には多良木町役場に降った雨が雨どいをとおり流れ込む仕組みになっています。
0011
人吉温泉しらさぎ荘 正面玄関前庭園
住所
熊本県人吉市
設置者
人吉温泉 しらさぎ荘
完成時期
2023年3月
概要
旅館の正面玄関前の庭園内に川砂利を敷込んだ小川を設け、景観の向上と大雨時の雨水浸透を兼ねている。本館屋根の北側樋を小川に接続し排水させている。
0012
平山温泉 湯の蔵 遊歩道水路
住所
熊本県山鹿市
設置者
平山温泉 湯の蔵
完成時期
2005年12月
概要
客室棟間の遊歩道に沿って、庭園があります。各棟の屋根の雨水や、通路の雨水を遊歩道沿いの水路に排水し、浸透させながら、オーバーした水を通路側溝へ接続しています。
0013
奥黒川温泉 里の湯和らく 車路脇水路及び通路水路
住所
熊本県阿蘇郡南小国町
設置者
黒川温泉 里の湯和らく
完成時期
1999年8月
概要
駐車場は透水性舗装とし、透水しなかった分の雨水は浸透性の自然風水路に排水し、処理しており、隣地の斜面の雨水も一緒に排水しています。又、客室の通路の横にも庭の通路側に水路を配置し、屋根の雨だれを直接受けて排水しています。
0014
ハイドロスタッフあめにわ
住所
熊本県球磨郡あさぎり町上北310 熊本県立南稜高等学校
設置者
城東リプロン株式会社 (代表取締役社長 横江政洋)
熊本県立大学
完成時期
2024年7月24日~25日(上部植栽)
概要
グランドに降った雨水をU字側溝で集水し、地下に埋設した再生プラスチック製雨水浸透槽に流入させて、地中に浸透させる構造です。
0015
スティックフィルターあめにわ
住所
熊本県球磨郡あさぎり町上北310 熊本県立南稜高等学校
設置者
城東リプロン株式会社 (代表取締役社長 横江政洋)
熊本県立大学
完成時期
2024年7月24日~25日(上部植栽)
概要
グランドに降った雨水をU字側溝で集水し、掘削した窪地に再生プラスチック製縦型雨水浸透管を設置して、雨水が溜まって浸透していく調整池部分と縦型浸透管3基とで地中に浸透させる構造です。ネイチャーベースドソリューションである「あめにわ」に再生プラスチック製品で技術介入することで、景観を大きく損なうことなく浸透効果を高めています。
0016
シープイン側溝
住所
熊本県球磨郡あさぎり町上北310 熊本県立南稜高等学校
設置者
(株)ネオコンクリート、熊本県立大学
完成時期
2023年11月
概要
グランド表面から流れ出る雨水は、従来は排水側溝を直接流下していましたが、なるべく地下へ浸透させ、滞留によってゆっくりと流下する小規模な雨庭となる浸透側溝を設置しました。側壁・底版の水抜き孔から浸透する仕様で、加えて上部に植栽用鋼製蓋を取り付けることにより植栽も可能という新しいタイプの浸透側溝です。
0017
透水性保水型改良土
(トース土)を用いた雨庭
住所
熊本県球磨郡あさぎり町上北310 熊本県立南稜高等学校
設置者
株式会社フクユー緑地、熊本県立大学
完成時期
2023年11月
概要
グランドの表面から流れてくる雨を受け止める雨庭です。立体網目状の団粒構造に改良した土(トース土)を用いており、雨水の透水性と保水性を高めています。この工法は、現場の土を改良することも可能で、土のリサイクルと性能向上が可能です。
0018
庭霧
住所
熊本県球磨郡あさぎり町上北310 熊本県立南稜高等学校
設置者
株式会社東武園緑化、熊本県立大学
完成時期
2023年11月
概要
熊本県産の砂利と景石を利用した雨庭。川霧のような幻想的な空間を表現しています。底部には浸透性を高めるための下穴、自社製の堆肥を用いた保水層を設けています。グランドの表面から流れてくる雨をこの雨庭で受け止めます。
0019
㈱勇工務店の雨庭
住所
熊本県球磨郡あさぎり町
設置者
㈱勇工務店
完成時期
2025年3月
概要
人吉球磨の風水の歴史をいかし、設計に反映させている。
2024年12月21日開催の「雨庭を学ぶ」シンポジウムと並行して作業が行われ、多くの人が作業現場を見学した。
0020
㈱勇工務店の竹筋コンクリートと雨庭
住所
熊本県球磨郡あさぎり町
設置者
㈱勇工務店
完成時期
2024年10月
概要
浸透性舗装(竹筋コンクリート)の下地(路盤)に、浸透性能を高める雨庭のような路盤を造りました。路盤は、雨の浸透を促進させながら、強度も確保するよ
うにしました。